災害保険契約の落とし穴

火災保険や地震保険のメリット
火災保険や地震保険といった、災害保険が金融商品として、確固たる地位を築いているのは、日本が天災に見舞われやすいことも、一因ですが、メリットが大きいことも、無関係ではありません。
災害保険のメリットは、なんといっても、災害時の補償が保証されることであり、住宅をはじめとした、資産が火災で焼失した際、保険金が受け取れますし、火災以外の天災に被災した場合も、主契約である、火災保険に併せ、地震保険等、特約契約さえ交わしていれば、補償が受けられ、主契約ないし特約次第で、家財も補償されます。
なにより、保険のタイプや保険料によって、金額が変わっても、受取可能な保険金は、概ね保険料よりも高額なので、金銭的余裕がない方ほど、生活の負担にならない範囲で、保険を利用するべきでしょう。
火災保険や地震保険のデメリット
いざ、という時に、保険金による補償が、保証されるのは、火災保険や地震保険のような、災害保険の最大のメリットですが、保険金の設定金額や、特約による保証範囲の拡張などを行うと、保険料が高くなりやすいため、災害保険を含め、保険契約を交わす際には、収入収支とのバランスを考慮しなければ、生活を圧迫しかねないでしょう。
また、災害保険に限りませんが、保険契約は、契約内容が複雑であることが多く、本当に必要な保証を見極めると共に、保証される補償の範囲だけでも、把握しておかないと、折角、保険契約を結んだにもかかわらず、保証の範囲外と見做され、保険金を受け取れないかも知れません。
保険契約による、保険金は大きなメリットですが、契約内容を理解していないと、保険契約を交わす意義が薄いのです。
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