なぜ火災保険と地震保険がセットで扱われるのか

そもそも保険とは
医療保険や災害保険など、社会人であれば、保険とつくものは、自然と目や耳に入り、必要に応じて、契約を結んでいるでしょう。
そもそも、保険がどのようなもの、なのかというと、保険会社と契約を結び、保険料を支払うことで、突発的なトラブルが生じた際、保険契約に該当した損失に応じ、保険会社から、保険金が支払われる金融商品であり、個人向けから、事業者向けまで、様々な保険が、保険商品として、存在しています。
分かりやすく言えば、医療保険に入っていれば、重篤な病疾患を発症した際、契約で保証される範囲で、保険金を受け取ることができますし、災害保険に入っているなら、被災時に、住宅や家具、家電などが破損ないし紛失した場合に、やはり、契約で保証される範囲で、保険金を受け取ることができるのです。
主契約と特約
保険は契約に基づき、保険金を支払うことを基本とした、金融商品の一種ですが、一般的に、契約の本旨である主契約と、主契約に付帯する特約で成り立っており、主契約のみでの契約はできても、特約の内容と類似した保険で、代用することはできても、特約のみでの契約はできません。
これは、主契約が保険の主体であるためであり、あくまで、主契約に付随する特約は、契約の主体ではないことに、起因するため、特約の内容に似通った、保険がなければ、主契約に付帯する形で、契約するしかないのです。
具体的に述べると、医療保険を主契約とする保険契約を結ぶ際、特約に死亡保険を付帯させることができますが、特約と同条件の死亡保険を主契約とする、死亡保険がなければ、特約と同条件の死亡保険のみ、契約を結ぶことはできない、ということになります。
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